久々の塩尻市要約筆記奉仕員養成講座

今日は久々に塩尻市要約筆記奉仕員養成講座の通訳でした。

長年続いてきたこの講座も今年度で終わる予定です。
厚生労働省で要約筆記奉仕員が
要約筆記者になるよう制度がかわりました。

裁判員裁判でも通訳できる、
一定レベルの要約筆記者をということで、
前年初めて全国要約筆記問題研究会主催で
県単位で全国統一試験がありましたが長野県は不参加でした。

県単位で申し込み、受験、となるため、
現在長野県主催で行われている
2年がかりの要約筆記者養成講座が修了後の
再来年、受験になるのではないかと言われています。

それまで自分が要約筆記に対してモチベーションがあるか、
迫りくる老化の中、
1分間の入力速度が200文字維持できるか、
いろいろな壁があります。

聴覚障害者と言えば手話じゃないかと言われますが、
言語獲得後になんらかの原因で
難聴者となった場合、文字情報が必要です。

利用者は児童、学生、成人、高齢者と年齢の幅があります。

文字情報スクリーンを長時間読むのは疲れます。

そのため利用者が要望する要約率の高い要約筆記もあれば、
高校、短期大学、大学のノートテイクとなると
入力精度と情報量の多さ、同時性が勝負になります。

ここ2年短大生の通訳をさせていただいて
要約率の高い要約筆記より
音声に引きずられるノートテイクになっています。
切り替えをしないとまずいなあとしみじみです。

住まいが木曽郡のため、パソコン要約筆記をするために
(パソコン要約筆記は4人1チームでします)
塩尻市で要約筆記奉仕員の資格を取ったのが次男を出産後。

続いて学び足りなくて、
塩尻市と木曽町で手書き要約筆記講座を受講。

さらに松本市で1年追加講座を受講し、登録試験を受けて、
松本市の要約筆記奉仕員となりました。

手書きもいいですが、
私には10本の指でキーボードを打つのがいいです。
手書きも学びましたが、
やはり文字数ではパソコンになります。。

夫の父が難聴で
受講することでいろんな気づきがありました。

現在も障害の受容という部分で、
発達障害の次男のことではっとさせられることもあります。

無線LAN経由で
ゲーム機のPSP・DSや
携帯電話、スマートフォンで文字情報の表示も可能です。

いろいろな技術が進み
こうして入力する要約筆記者はいなくなるのかとも思いますが
まだ現場があるうちはがんばりたいです。